愛媛県宇和島市 みんなのパソコン教室 代表の松井です 。
当教室で小中・高校生向けにプログラミングレッスンを初めて6年以上が経ち、これまで数百名の児童・生徒にレッスンやプログラミング体験をおこなってきましたが、2024年の夏休みもたくさんの子どもたちがプログラミング関連の資格を取得することができました。定番の「ジュニアプログラミング検定」のほか「webクリエイター能力認定試験」のエキスパート(上級)に合格した小学生もいました。
当教室では資格取得することをあまり重要視はしていないのですが、子どものやる気を引き出すためや将来のことを考えた時に資格取得を目標とすることもあります。
重要視してないといいましたが、当教室は各種資格の認定会場になっていますので、一部のコンピュータ関連の検定につきまして、レッスンから検定本番まで、すべて当教室でおこなうことが可能です。
競技プログラミングのススメ
小中・高等学校でプログラミングが必修化され、大学入試に「情報」が出題されることが決まっています。
児童・生徒には一人一台ずつタブレットやPCが貸与されて、すごい時代になったものだと感じています。
ただ、この宇和島近郊の小中・高等学校のプログラミング教育について、教室に通ってる児童や、私自身の子ども(高校生)に話を聞いたときに、ちょっと物足りなさは感じています。
もっとたくさんのコードを書いて、動かして、プログラミングの楽しさを感じ、論理的思考を向上させて欲しいと思います。
パソコンはあっても、そこにプログラミングを実行する環境をつくるのが難しかったり、いろいろなハードルがあって、なかなか進まないこともあるのだと思いますが、私がおすすめするのは「競技プログラミング」です。
「競技プログラミング」と聞くと難しいイメージを持つかもしれませんが、中学生の初心者くらいからでも始めることができるものだと思います。もちろん、基本的なパソコンの使い方、プログラミングの基礎を学びながらになりますが。
競技プログラミングとは
簡単に言うと、与えられた課題をプログラミングで解き、その問題を解くまでにかかった時間や正解数を競う競技です。(競うことなく一人で理解を深めるために利用することもできます)
例えば
「キーボードで入力された数字(整数)が奇数だったか偶数だったかを判定し、その結果を出力するプログラミングを書きなさい」
こんな感じの問題が出ます(ものすごく雑な問題例ですみません)
答えの一例として
a = int(input())
if a % 2 == 0:
print("偶数")
else:
print("奇数")
というようなプログラミングを記述します。これくらいのレベルから初めて、どんどんスキルアップしていく競技です。
競技プログラミングを学ぶメリット
中高生が競技プログラミングを学ぶメリットはたくさんあります。
1. 論理的思考力の向上
競技プログラミングは、問題を分析し、最適な解決策を見つけるために論理的に考える力を養います。これは、数学や科学、さらには日常生活における問題解決にも役立ちます。
2. アルゴリズムとデータ構造の理解
競技プログラミングを通じて、効率的なアルゴリズムやデータ構造の使い方を学びます。受験にも仕事にも役立つでしょう。
3. タイピングやコーディングスキルの向上
定期的に問題を解くことで、タイピング、コーディングスキルが自然と向上します。早い段階で習得することで、将来コンピュータ関連の職業を目指す際にも有利です。もちろんコンピュータ関連以外のあらゆる仕事にも役立ちます。
4. 集中力と忍耐力の強化
競技プログラミングは限られた時間の中で問題を解決することが求められるため、集中力や粘り強さを鍛えることができます。
難しい問題を解決できた時の達成感はとても大きいです。自己肯定感が高まり、どんどん挑戦するという意欲を持つことができます。上記以外にも様々なところで役に立つでしょう。
AtCoder
日本国内向けに開催されている競技プログラミングで有名なのは「AtCoder」と「日本情報オリンピック」です。誰でもいつでも気軽に始められるのは「AtCoder」になると思います。
パソコンかタブレット(キーボード)とインターネット環境があれば始めることができます。難しい設定をする必要もありません。
まずはAtCoderのホームページにアクセスして登録から始めましょう。
各種書籍を参考に進めていくとスムーズにいくでしょう
プログラミング部の紹介
みんなのパソコン教室ではプログラミングのレッスンをおこないながら、こういった競技プログラミング等のコンテストに参加することを目的とした活動や、プログラミングで地域に貢献する活動もしております。(実際にはまだ検討段階ですが)
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください